さ~た行

さ行

  • GD
    Gender Dysphoriaの略。性別違和。
  • GID
    Gender Identity Disorderの略。性同一性障害。
  • ジェンダー、社会的な性
    社会的に作り出される、性のあり方。たとえば男らしさ・女らしさ、戸籍の続柄、保険証の性別表記、性別役割など、社会や他者との関わりの間で生じる。
  • シスジェンダー
    生まれた時に診断された身体的性別と自分の性自認が一致し、それに従って生きる人のこと。
  • ストレート
    異性愛者のこと。ヘテロセクシュアル。ノンケ。

  • 一般的には「身体的性別」をいうことが多いと思われるが、人間の性とは、その他に性自認(心の性)、社会的な性(ジェンダー)、性的指向(恋愛対象の性)等の要素から構成されている。
  • 性自認
    自分の性別についての自己認識。心の性別。
  • 性同一性障害
    トランスジェンダーで、自分の身体や戸籍の性別、他者に認識されている性別に対する強い違和感や嫌悪感から、カウンセリング、ホルモン療法、性別適合手術などの治療を必要とする人の診断名。GID。障害という表現から、この言葉を避ける当事者もいる。
  • 性分化疾患
    内外性器、生殖腺、性染色体などの身体の性が、典型的とされる男性・女性と異なる状態をいう医学用語。戸籍の性別に違和感を持つとは限らず、セクシュアルマイノリティとは考えていない当事者も多い。インターセックスや半陰陽とも呼ばれるが、中性や両性具有というイメージは正しくないという意見から、現在はあまり使われなくなっている。
  • 性別違和
    アメリカ精神医学会が2013年に出版したDSM-5(精神障害の診断と統計マニュアル第5版)で、Gender Identity Disorder(性同一性障害)がGender Dysphoriaに変更されたため、その日本語訳としてこの言葉があてられた。
  • セクシュアリティ(セク)
    生きていく上で切り離すことのできない、一人ひとりが持っている性のあり方。人格に不可欠な要素。
  • セクシュアルマイノリティ(セクマイ)
    性的マイノリティ、性的少数者。例えば、同性愛者・両性愛者、トランスジェンダーなどの当事者。ほぼ同じ意味でLGBT・LGBTIQという言葉も広く使われている。

 

た行

  • 同性婚、同性結婚
    同性間での法律的な結婚。海外では同性婚が可能な国も少しずつ増えてきたが、日本では現状、認められていないとされる。ただ、法律的な結婚はできないものの、結婚式を挙げる同性カップルは国内でも少しずつ現れている。
  • トランスジェンダー【広義】
    性別越境者と訳される。トランスセクシュアル、トランスジェンダー、トランスヴェスタイトを総括した呼び方。自身の身体の性別と心の性別(性自認)が一致しない状態。
  • トランスセクシュアル(TS)
    身体と心の性別が一致せず、強い違和感を持つ人。ホルモン療法や性別適合手術等を希望し、性別変更する人もいる。
  • トランスジェンダー(TG)【狭義】
    身体の性別に違和感を持つが、何かしらの治療を受けるかどうかはそれぞれに異なる。
  • トランスヴェスタイト(TV)
    身体の性別への違和感を、異性の格好をすることで緩和している人。趣味の異性装とは異なる。

戻る