アライ（Ally）とは、元々は「味方」や「同盟」を意味する英語で、LGBTQ+の人たちに共感し、支援・応援する人たちのことです。
社会は少しずつ変化しています。
例えば同性婚の実現についても、世論調査では既に7割ほどの人が賛成しています（2023年5月、共同通信社）。
少数派も多数派も、人として当然に同じ権利を持っていると考える人が増えているのです。
しかし、地縁・血縁の強い地方で暮らしている多くのLGBTQ+の人たちにとっては、まだまだ安心して生活できる状況ではありません。
幼い頃から日常的に繰り返される、異性愛前提の会話や男らしさ・女らしさの押し付けに疲弊しながら、本当の自分をひた隠しにして育ち、過ごしていたりします。
周囲の人と違うということは、それだけでも「受け入れてもらえないのではないか」という大きな不安に繋がります。
言ってもらえれば対応する、という声を聞くことがありますが、そもそも言うことすらできないのです。
この状況を変えていくためには、応援してくれる味方──アライがもっと見える存在になる必要があります。
特別な知識がなくても、大きな活動をしなくても、知りたい・何か力になりたいという思いがあれば、対話と共感（エンパシー）を重ねていくことができます。
「アライになりたい」「アライでありたい」という気持ちを、できる範囲でぜひ表明しましょう。
例えば、LGBTQ+の尊厳を象徴する6色のレインボーカラーのグッズを身につける、SNSで肯定的な言葉を発信する、イベントに参加する、LGBTQ+を揶揄するような会話に同調しない・止める、彼氏・彼女などの言葉をパートナーに言い換える、などなど･･･。
あなたからのメッセージが、きっと誰かの勇気になり、そして地域を変えていく力になります。
様々な性の違いに関わらず、誰もが安心して自分らしく過ごせるまちを、ぜひ一緒に目指しませんか？
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