性の多様性に関連して、「SOGI(ソジ)」という言葉が使われるようになってきました。
これは、性的指向(Sexual Orientation)と性自認(Gender Identity)の頭文字をとった言葉です。
性表現(Gender Expression)を含めて、「SOGIE(ソジー)」と言うこともあります。
これまで性の多様性に関することは、LGBTQ+の人たちの問題として語られがちでした。
しかし、例えば、
・「おまえそっち系かよ」「あの人オネエっぽいよね」など、笑い話や噂のネタにする
・「まだ結婚しないのか?」「いい人紹介するよ」など、異性愛・結婚を前提に話をすすめる
・「男のくせに泣くな!」「女なんだからもう少し愛想良く」と、男らしさ・女らしさを押し付ける
こういったことは、相手がLGBTQ+であるかどうかに関わらず、言われた人を傷つけたり、不快にさせたりしますよね。
こうしたSOGIに関するハラスメント、いわゆるSOGIハラは、改正されたパワハラ防止法にパワーハラスメントとして明確に示されています。
SOGIはすべての人が持っている、一人ひとりの人格に深く関わる重要な要素です。
性のちがいに関わらず、誰もが自分らしく生き、それぞれの力を発揮できる社会を目指すためには、SOGIに関する課題をどこかの誰かの話として切り離さず、社会全体で向き合っていくことが必要です。
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