人の性のあり方(セクシュアリティ)は、主に4つの要素で構成されています。
1.法律上の性
生まれたときに医師が判定し、出生届によって戸籍に記載された性別です。
※身体的性別(からだの性)、戸籍の性、としている場合もあります
2.性自認(Gender Identity)
自分の性別をどのように認識しているか、という概念です。
「こころの性」とも言われますが、改めて考えたり意識したりせずとも、感じ確信しているアイデンティティです。
※自覚するまでには個人差があります
3.性的指向(Sexual Orientation)
どのような性別を好きになるかという概念です。
「好きになる性」とも言われます。
“指向”は、趣味嗜好やブランド志向の“しこう”とは異なり、自然とそちらへ向くという意味です。
4.性表現(Gender Expression)
「表現する性」とも言われます。
例えば、服装や髪型、メイク、言葉遣い、仕草など、見た目や言動などで表す性です。
これらの要素のうち、性自認、性的指向、性表現は、必ずしも男か女かの二つにはっきりと分かれるわけではありません。
男女どちらでもない、どちらも好きにならない、中性的な表現がしっくりくるなど・・・それぞれの要素はグラデーションのように多様です。
そしてこれらを組み合わせて、一人ひとりの性のあり方が成り立っています。
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